ヤングケアラーサポート
“ヤングケアラー”という言葉をご存じですか?
本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っているこどものこと
法律における定義はありませんが、厚生労働省が行った調査では、年齢や成長の度合いに見合わない重い責任や負担を負って、大人が担うような家族の介護や世話をすることで、自らの育ちや教育に影響を及ぼしている18 歳未満の子どもを「ヤングケアラー」と定義しています。
認知度について
実態を調査すると見過ごすことができない状況になっているにもかかわらず、
言葉の認知度が約7%と非常に低い結果が出ています。
ヤングケアラーを数字で知る
中学生、高校生の約13,000人に調査を行ったところ、下記の現状です。
・世話をしている家族の有無:15人に1人が家族の世話をしている。
・世話をしている頻度:2人に1人がほぼ毎日
・世話に費やす時間(1日あたり):平均7人に1人が7時間以上
・世話を一緒にしている人:10%が自分のみ
・世話を始めた年齢:9.9歳
・ヤングケアラーの自覚:96%が無自覚
事業内容
当社は、このような背景を受けて、下記のような活動をしてまいります。
・啓発活動:認知度向上と共に正確な情報を発信する
・悩み相談:当事者が有識者や専門家に相談できる機会を設ける
・居場所作り(コミュニティ構築):当事者同士が悩みや愚痴を共有し、精神的負担を軽減できる機会を設ける
TamaCom
介護や世話により、精神的疲労を抱えている方や似たような境遇の方同士で、コミュニケーションを取って、少しでも負担を減らしてほしいという想いから、メタバースの仮想空間をご用意いたしました。
たまり場で気兼ねなく、コミュニケーションを取ってほしいをコンセプトに”TamaCom”と名付けました。
登録などは不要のため、お気軽に使用してみてください。
(PC、スマホいずれでも利用可能 ※Wi-Fi環境推奨)
※当HPのデータは下記の参考資料から当社が分析したものを含みます
参考:ヤングケアラーの実態に関する調査研究報告書 令和3年3月 三菱UFJリサーチ&コンサルティング